《塾エッセイ》「突っ込み癖」で論理力を養える!

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最近よく「論理力」について取り上げられた書籍を目にします。そそらく日本の社会がグローバル化しつつある中で、従来の日本的な「あ、うんの呼吸」や「その場の空気」によって事を進めていてはビジネスの世界が成り立たなくなっているのでしょう。好むと好まざるにかかわらず論理力は子供も大人も学んでいかなければならない不可欠の課題となっています。
そこでこの章では「誰でもいつでも出来る論理力の養い方」をご紹介します。この方法が習慣化されれば、読者の方々の論理力が一気に上がることでしょう。

「自分への問いかけ」で塾での勉強内容を理解する


これは吹田の塾で生徒さんにいつも話当ているネタです。
論理力はまず「問いかけ」からスタートします。ある事象について、質問したり解答したりするうちに養われる能力なのです。ただし問いかけと言っても、他の人に質問することだけではありません。初めはまず、自分への問いかけからスタートします。日々の生活の中で気になったことを「どうしてこんな事になっているのか?」と原因を探ってみるのです。例えばテレビ番組でニュースを見たとき、すーぱーに買い物にいって店先に新商品が置かれているのを見つけた時でも、どんな事でも結構です。そんな自問自答の例を分かりやすく提示しましょう。
Q近頃「格差社会」や「品格」という文言がやたら使われるけど、何故だろう?
Aそういう題目の書籍がたくさん出版されているからだ
Qではどうしてそんな書籍が売れるのだろう?まず「格差社会」を取り扱う書籍が売れる原因は?
A人々は、社会の今の実情をしっかりと把握できていないと心配だから。事日本人は自分が社会の中でどのような立ち位置に居るのか、自分の居場所を確認したいという欲望が強い。

というように新聞記事や広告を見たら、必ず「何故?」と問いかけながら考えていく癖をつけるのです。これは論理力を陽性するために大変効果的な方法でありつつ、しかも手軽に通勤電車の中でも食事の最中にもできます。この時自分の考えが合っているか間違っているかなど考えなくてよいのです。つまり現実に起きている事象について自分なりに「原因」を見つけることができればよいのです。

古田監督とヨン様ではどちらが眼鏡が似合う?


ただしこの自問自答で気を付けなければならないことが一つあります。それは「原因を見つけられない主観的な好みについて論理的な解答を見出そうという間違いをしてはならない」ということです。主観的な好みの問題に論理力で解答は出せません。そもそも論理的に解答しようとすること自体、意味がないのです。「論理的」と「感情的」「主観的」をまぜこぜにしてはいけません。例えば「東京ヤクルトスワローズの古田監督とヨン様ではどちらの方が眼鏡が似合っているか?」という疑問は全く主観的な好みによる事柄です。眼鏡が似合うかどうかはそれぞれの好みで決められることなので論理で解説できることではありません。このような事象について自問自答しても論理力の養成には全くなりません。(ところが嘘か本当かある等言の本ではこの議論が本気で解説されているという事を耳にして私は仰天しました)「ヨン様の方が似合う」と主観的に感じる人がいてもそれはそれぞれの感覚上の好みなのですから反対を論ずることが出来る筈がありません。
ですから、日々の生活で気になるテーマでも「主観的な好み云々とは関連性のない事象」について自問自答することが大事です。
「円安が進んでいるのはどうしてか?」「ホワイトカラー・エグゼンプションが急に問題になったのはどうしてか?」「アメリカがイランやイラクより北朝鮮に甘いのはどうしてか?」「少子化が加速しているのにリストラを進めると株価が上昇するのはどうしてか?」
・・・などなど。多くの事象についてわざわざ調べなくとも「自分なりの理由づけ」「自分なりの理屈」を考え出すだけでよいのです。毎日の生活の中で一つでもこのような「何故?」を考えるだけであなたの論理力は一気にレベルアップします。当然、友達や知り合いに同様の質問をしてその解答を自分の考えと比較すれば別の考え方があることも分かりますし、どちらが論理的かを比較することもでき、さらによい勉強になるでしょう。

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