《塾エッセイ》勉強するなら本物に触れるべし

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ここでは吹田の塾に通っている生徒さんには直接関係ないかもしれませんが、会計学にたとえてお話ししたいと思います。

会計は「本物の財務諸表」で学習するのが一番よい

近頃やたらと会計学関連の本が売れているようです。想像するに、多くの人々が「いやしくもサラリーマンたるもの貸借対照表(バランスシート=B/S)や損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書程度は少なくとも知っていなければならない・・・」とひしひしと感じているのでしょう。もしくは銀行員や企業の経理担当者が勉強の必要があって読んでいるのかもしれませんし、あるいは将来的に公認会計士の資格試験を受けるための勉強をする人が増加しているのかもしれません。

ただ、「会計学入門」というタイトルを掲げているわりには財務諸表をしっかり読めるようになれる本は意外に少ないようです。とどのつまりは銀行の弱点を明らかにしたり、コスト意識の大切さを説いたり・・・というものばかりが目につきます。もちろんコスト意識を持つことは大切です。自営業を営む人の中にはコスト意識が薄く、そのせいで廃業、破産に追い込まれる事例があります。

コスト意識が経営会計の初めの一歩であることは確かです。ただし、それを学んだからと言って会計学の基本が理解できたことにはならないのです。私は以前、司法試験の教養科目(現在はありません)で「会計学」を選び、やたら高得点をとった覚えがあります。会計学という学科は暗記する事はそれほどありません。

ただし、とにかく必要最小限の知識を覚えておかないと財務諸表を見たときにいちいち項目の内容をチェックしなければならず、多大な時間がかかります。ですから職業として会計学を用いるのであれば、一番使いやすい参考書を購入して、最小限のことを覚えてしまいましょう。初めから覚えるばかりというのが難しかったら、まずは何度か繰り返しテキストを読みましょう。

そのあと、次はインターネットで公開会社の財務諸表を参照しながらテキストで解説されている事柄をチェックしていくのです。この作業を10社分くらいやってみると、いつの間にか様々な事が頭に入っていきます。ただし、その順番は同じ業種の企業を何社かまとめてみて、その業種についてある程度把握できたら他の業種を見るというようにやっていくのが良いでしょう。

何故なら業種によって勘定科目に含まれる要素が異なりますし、同業の数社を比べるのはやってみると結構楽しい作業だからです。出来れば一つの業種を何社か見たあとは、それに類似した業種の会社をいくつか見るというように勧めるとよく分かるようになります。

それは業種間で似ている点が多くあるので、その文財務についての理解が深くなるからです(例えば、自動車会社を何社か見たら次は、自動車会社と同じで輸出で儲ける工作機械関係の会社を見てみるのです)

勉強したことが宝の持ち腐れに、、


さて会計学というのは、知識があるだけではただの「宝の持ち腐れ」になる文やです。はっきり言って、それだけでは何の役にも立ちません。そこで基本的な事を学んだら次は是非財務分析に挑戦してみましょう。それほど大変なことではありません。

一時、ムック形式で「企業分析」関連の本が多く刊行されましたが、あれくらいの知識があれば充分です。「流動比率」や「棚卸資産回転率」「営業利益」から「税引き後純利益」まで確認する点は容易に押さえることが出来るでしょう。これも楽しみながらできます。

実例がインターネットによって欲しいだけ入手できるのですからそれをもとに1日30分程度の財務分析で構いません。ひと月も継続すればあなたは財務諸表を読むことが楽しくなるはずです。さらに財務諸表が株式投資における大切な判断材料となることは当然です。

かの独特の株式投資法で大富豪となったウォーレン・バフェット氏は対象となる企業を徹底的に調査してから投資するべきかどうかを決断して、大成功したそうです。株式投資をするのであれば、その会社の財務分析程度はしっかりしておいた方が、成功率がずっと高くなるでしょう。

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