《塾エッセイ》勉強は右脳の力を大いに使おう

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人間の脳は右脳と左脳に分類されます。両方の役目については近年解明されてきましたが一応簡単にさらっておきましょう。右脳はイメージや感覚を司り、左脳は言語や論理的思考を司ると言われています。私たちが日々の生活において人と会話をしたり、文章やメールを書く・・・という場合には主に左脳が使用されます。また絵画などの芸術作品を眺めたり、音楽を聴いたり・・・というときは右脳が使われます。

また右手の動作は左脳と、左手の動作は右脳と深く関わり合いがあるそうです。つまり手と脳の関係性は左右が交差しているのです。ですから両手を均等に使用すると右脳と左脳の機能も均衡が保てるのです。

余談になりますが、左利きの人の人数は右利きの人より少ないにも関わらず、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アインシュタイン、ナポレオン、ビル・ゲイツ・・・といった有名人がたくさんいるのは左手の動きによって右脳の機能が活性化しその能力を上手く利用して功績をあげたからだそうです。(ちなみに私自身も左利きですが・・・。)

塾でもビジュアル性が右脳を活発化させるカリキュラムがある


吹田ではなく別の地区の塾ですがそういったカリキュラムを取り入れている塾もあります。

このような右脳の機能が近年着目されるようになり、右脳を利用した様々な勉強のやり方が紹介されています。そのほとんどが「驚異的な効果が上がる」と掲げています。ここまで右脳を評価されると「もう『右脳が素晴らしい』話は結構だよ」とうんざりしている人もたくさんいるのではないでしょうか。私自身、右脳のもつ機能の絶賛については多少、信じきれない部分があること否めません。

しかし右脳が関連していると考えられる「写真的記憶」の劇的な効果を経験したことがあるのもまた事実なのです。その記憶があまりにも鮮烈だったためこの章で説明しようと思ったのです。
沢山の人々が体験したことがあると思いますが、新聞や雑誌の記事を読む際、まず大まかな内容をさっと見渡すと、瞬時に「どこにどんな記事が掲載されているか」ということが把握できます。

例えば新聞の記事であれば、いくつかの「見出し」が目に入って来て、紙面のどこにどのくらいのサイズの記事として載せられているかが分かります。そのほかでも電車の吊り広告をぼんやり眺めていると、大小色々なサイズの見出しの文句が目に入ってきますし、街を歩けば広告看板が次々視界に入ってきます。そして「何がどこにあり、何を宣伝しているのか」がざっくり読み取れます。


大事なのはそこから差先の作業が、どれも「ほとんど意識せずに」行われているということです。ここに右脳の機能が大きな働きをしているのです。人間の目は本人は無意識のうちに多くの情報を視覚化して、脳内に取り込んでいるのです。

それによって右脳は常に活発化されています。従って、例えば旅行に行って、日ごろは目にしないような風景を見るという経験は右脳をさらに活発化させることになります。近年これまでよく売れた本の内容を視覚化し、サイズを大きくして再び出版した「ムック」という書籍が多く販売されています。これも読者の右脳が作用するよう働きかけ、左脳ばかり利用していた活字のみの情報を右脳にも取り込ませるための技だと私は考えています。このように右脳は「ぱっと視界に入ってきたもの」や「形状のイメージ」、また「歌詞を聴かない音楽」に接触したときに活発化します。

反対に左脳は「文面をしっかり読み込んでいるとき(まさに今のあなたがそうです)や「あれこれと現実に起きる問題について考えているとき」のように言ってみれば仕事や勉強をしている時に活発化します。ちなみによく「日本人の左脳は疲労している」と言われます。音楽でも歌詞のもつ意味を考えながら聴くと左脳を利用しますし、風景画の鑑賞も「理屈」で考えると左脳が動き始めます。理屈好きな日本人の国民性をずばり指摘しているように思います。

言語の情報も右脳でビジュアル化される

ちまたでは、「右脳を利用すれば短い期間で多くの量を覚えられる」とか「右脳を活発化すれば、劇的な勉強の成果が出る」などの売り文句が溢れています。勉強について非常に好奇心が強い私は、高いものでなければ、大抵は購入してきて試してみています。しかしこれらの右脳を利用する勉強の仕方については、実はまだ「全面的に成果が出る」とまでは言いきれません。しかし「右脳を使って、そこそこの成果を上げるやり方」が実際にあるのでそれについて説明します。近年の研究成果によると「言葉によるだけでは一つの情報のうち7%しか伝えられない」そうです。つまり100ページの全て活字で書かれた本を読んだとしても合計7ページ分しか情報として人間の脳内に取り込まれないことになります。このような事を言うと、すぐに次のようにお怒りになることでしょう。「そんなバカなことはない。私は活字だけの小説を読んでもとても感激するんだ。それとも活字だけで感激させることができる小説家は、全体のたった7%だけで人を感動させるというのかい?」まさに正論のように思えます。
しかしこれは大きな勘違いなのです。どうしてかと言うと、活字だけで書かれた小説を読んでも、全ての人はしっかりと視覚的なものを想像しているからです。もしその小説に主人公の風貌が描かれていなかったとしても、読者は自分の好きなように主人公の面立ちを思い浮かべているでしょう。手に汗を握る戦いの場面や、胸がどきどきするラブシーンにしても多くの人は文面を読みつつ頭で想像を膨らませているはずです。つまり活字から得る情報は7%であったとしても、その7%の情報を読者が右脳で視覚化し、想像を膨らませて脳内に取り込んでいるのです。そうであれば、右脳の鍛錬にはもう既に視覚化された漫画本よりも、活字で書かれた本の方が有益だということになります。同じようにDVD教材よりも音声だけの教材の方が右脳の訓練には合っています。

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