《塾エッセイ》右脳を活用できるように参考書を加工する!

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右脳を活用するためのテキストの加工法が存在する

近頃のテキストは大学入試の参考書はもちろん、法律書のような「お堅い」ものでもカラー版が出版されるようになり、図表などもたくさん載せられています。理解しやすくするためにとても配慮ある作りにされているのです。

これは十数年前の法律書が活字のみで書かれていたことを思い起こすと大きな進歩だと思います。このような手間をかけるのも結局のところ「読者の右脳への働きかけ」の試みだと言えるでしょう。(作った人がどれほどそう意識しているかは分かりませんが)このようにとても配慮あるテキストになったもの、大学入試でも資格試験においてもテキストは「学科の内容のほぼ全部を把握しなければならない」という種のものです。

予備校教材などは別として体系的に構成されている参考書は「出題頻度の高い問題」だけを抜粋することはできませんし、そんなことをされたら勉強する方は内容が理解できなくなってしまいます。つまり目標に沿って参考書を目いっぱい利用したいのであれば、自分に合うように手を加えなければならないのです。その方法として私は20年以上も前から「2段階マーキング法」の効果を唱えてきました。

2段階マーキング法とは


「2段階マーキング法」というのは、例えば、法律書で言うところの「定義」「結論」「理由」「判例」などを記述したところにそれぞれ違う色のアンダーラインを引き、アンダーラインを引いた中でも暗記しなければならないもののキーワードを「一つの単語」ごとに蛍光ペンや黄色いダーマトグラフで塗りつぶすというものです。一つ例を挙げましょう。政権分離についての最高裁判例の目的効果基準の記載として、「その目的が宗教的意義を有し、その効果が特定の宗教の援助、促進、圧迫につながらない限り憲法に定める政教分離原則に違反しない」というものがあります。

(少しややこしくて恐れ入ります)これを暗記するために私は初め、「判例」に使用していた青色色鉛筆でこの部分に下線をひきました。そして次に「目的」「宗教的意義」「効果」「援助、助長、促進、圧迫」といったところを黄色のダーマトグラフで塗りつぶしていきました。すると参考書のこの部分を目にしただけで、まず判例が載っていることが分かり、次に鍵となる文言が目に入って来るのです。

その全容が脳に写しこまれるのです。実は、先程この「その目的が宗教的意義を有し・・・」という部分を書いたとき、私は憲法の参考書を全く見ていません。これは司法試験を受けるときに暗記しただけの部分でそれから全く使っていませんが、2段階マーキング法のおかげで今でもぱっと出てくるのです。つまり右脳を経由して視覚的に情報が脳に入ってしまえば、20年以上経過してもそして覚えたのが文章であっても参考書のページの全容が蘇ってくるのです。

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