「訳も分からず頭に詰め込む」ことの大切さ

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「訳も分からず頭に詰め込む」ことの大切さ

このように言うと早速こう言う方がおられそうです。「分かった分かった、子供には丸暗記を教えたらいいんだろう。」

少し待ってください、早とちりしないでください。子供に詰め込み教育をするのは、構いません。

しかし子供に教える前にまずは自分が挑戦してみましょう。

記憶力が年齢と関係ないということは既に述べた通りですから「詰込み」も「丸暗記」も年齢が高くても充分できます。

いや充分どころか、「詰込み」や「丸暗記」を常々やることによって、あなたの力は大きく伸びるのです。

なぜなら暗記訓練をすることによって脳の中のニューロンの量がどんどん増大し、いわゆる「脳力」が驚くほど成長するからです。

ちなみに私自身は大学入学直後が最も記憶力が悪くなりました。

受験が終わって気が抜けて、大学の講義も適当に聴いたり、講義をさぼったり・・・といった大学生活でした。

そのため、とても簡単な漢字ですら書けなくなってしまったのです。

大学4年間の放蕩生活のおかげですっかり「おバカさん」になってしまいました。

ところが司法試験の受験準備をしていた29歳の頃、私の記憶力は自分でも驚くほど一気に伸びたのです。

司法試験でさえ丸暗記の効果絶大


その頃、司法試験には「教養選択科目」というものがあって、私は「会計学」を選択したのですが、予備校の会計学の授業がさっぱり分かりませんでした。

仕方なく、予備校講師が暗記しなさい、と言った個所(テキストの三分の一ほどありました)を何回も音読して丸暗記したのです。

例えば「棚卸資産とは、商品、製品、半製品、仕掛品・・・」というように。

その頃は意味も分からずただひたすら丸暗記しました。

ところが暗記が進んでいくにつれ驚くことに「理解があとからついてくる」現象が起きたのです。

会計学は体系的な勉学ですから当然、一つの単元を理解するためには他のところがどうだったかがすぐに頭に浮かばないと、混乱してしまいます。

反対に私は暗記をしていった上で損益計算書や貸借対照表を見たため、驚くほどその内容がしっかりと把握できるようになりました。

例えば、「棚卸資産」これは、一応資産ですが、業種や業態によっては「デッド・ストック」となっているケースが相当数あります。

つまり在庫が多すぎるということです。

棚卸資産が在庫として残っていることがよくあると耳にしたとき私は急に「商品、製品、半製品、仕掛け品・・・」という以前丸覚えした文句が記憶によみがえってきました。

そして「そりゃそうだろう。商品、製品、半製品・・・がたくさんあるということは、売れ残っている商品が多くあるということだから」と得心したのです。

このように訳も分からず作業として頭に詰め込むことによって理解が進み深まるということが現実にはたくさんあるのです。

そのほかにも詰め込みの勉強で効果を得ている人がいます


そういえば、没後10年が経過しても未だ人気のある田中角栄元首相は、行政における数字の詳細や各省庁の役人メンバーの顔と名前を「丸覚え」していたそうです。

国会答弁や委員会では様々な数字を暗記していて紙を見ずにスラスラと解答して周りの人達を驚かせ、

役所では「やぁ、〇〇君、結婚するんだってねぇ」などと声をかけて役人達を感激させたとか。

勉強の仕方とは話がずれますが、「丸暗記」が実際の社会生活においても大変便利であることの一つの例と言えるでしょう。

中学の試験、高校の試験、大学受験など現代では様々な場面で丸暗記が活きてくる環境があります。

丸暗記なんて効果ない、と一周するのではなく、必要な丸暗記はしっかり勉強しておきましょう。

吹田市内の塾でもそう行った勉強法を取り入れているところは多いはずです。

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