教科書の使い方(できた問題、間違えた問題には別の印をつける)

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教科書の使い方(できた問題、間違えた問題には別の印をつける)

さて、教科書の使い方です。

これにもコツがあります。「練習問題は、正しく解けたものに斜線を引き、解けなかったらチェック印をつける」というようにします。

そして、解けなかった問題は、あとでやり直しをするようにします。

こうすれば、「できなかった」問題を「できるようにする」ことができます。吹田の塾でもそう教えています。

これが勉強なのです。

そして、飛躍的に実力をつけるコツなのです。

やり直して解けたらチェック印の上から斜線を引きます。

やり直してまた間違えたら、チェック印をもう一つ付け加えます。

こうして、教科書の練習問題を全部「できる」ようにすればいいのです。

この方法ですと、「できる問題」は二度する必要はありません。無駄なく、効率的に、そして着実に力をつけるシステマティックな方法です。

こうした教科書の使い方ができるようになれば、学力は間違いなく格段にアップします。

「教科書の問題は全部できる」という白信もつきます。「自信がつく」ということは大きいのです。

しかし、「問題をチェックして、できなかった問題はやり直す」ということも、一度や二度言ったくらいでは、子どもはすぐに忘れてしまいます。身につけさせるためには、一一〇回、二〇回、あるいは三〇回と、何度も言い続けなければならないでしょう。親は根気がいるかもしれませんが、塾に通っている間に子どもにこの習慣が身につけば、中学、高校でも必ず役に立ちます。

そして、当然のことながら受験勉強にもたいへん役立つのです。問題集に取り組むとき、この方法を取ればいいのです。
ご参考までに受験勉強のコツをいえば、子ども本人がやりやすい問題集を一冊買ってきて、この方法で、問題をチェックしながら全部の問題ができるようになるまで何度もやることです。私は、高校受験のとき、この方法を取り、成績が急上昇しました。問題集は薄手のもので十分です。何冊もの問題集にチャレンジして途中で投げ出すのでは、実力はつきません。薄手の問題集でも「完全にマスター」すれば、確実に力がつきます。

 

教科書の使い方(できた問題、間違えた問題には別の印をつける)

補助計算の方法

小学校の算数は、計算が大きなウエイトを占めます。

計算問題を解けるようにするのが、小学校の算数だと言ってもいいくらいですが、「計算練習は嫌い」という子どもは結構多いのではないでしょうか。

ところが、「向山型算数」を実践している吹田の塾では、子どもたちが「先生、もっと問題を出して」とさえ言うようになります。多くの塾の講師が、そう報告しています。

なぜそうなるのか。一つは、「補助計算」の方法を教えるからです。

補助計算は、前述したように「暗算でおこなう計算」ーつまり、見えない数の仕組みを見えるようにする方法でもありますから、算数が苦手な子でも、すらすら計算できるようになるのです。

ここでは、子どもがつまずきやすい計算問題をピックアップして、補助計算の方法をいくつか解説します。

「計算と漢字」に関しては、塾に行かせるより、親が勉強を見るほうが、確実に成果があがります。

補助計算を教えれば、その成果は二倍、三倍になるはずです。

子どもには、補助計算を「お助け計算」と説明するといいでしょう。

「お助け計算も書こうね」と言えばよいのです。

■くり上がり

くり上がりは、一の位同士を足す筆算を、別にやらせます。

答えが出たら、それを問題に書かせます。慣れるまで矢印を書くように言うと、なおわかりやすくなります。

「堂々とはっきり書く」のがポイントです。

■くり下がり

子どもにとって、くり上がりより難しいのが、くり下がりです。

つまずく子が多いので、ていねいに「お助け計算」を教えてください。

「引けないときは、お助け計算の力を借りよう」「お助け計算には、すごい力があるのよ」などと言って、お助け計算を必ず書くようにさせると、引き算がだんだん好きになって、算数が得意になってきます。

〈例〉

  3 2
- 1 7
―――

一の位の計算をします。

①2から7は引けないので、隣の十の位から借りてきます。
「3」に斜線を引いて、上に「2」と書きます。
「隣から借りてきたから、一の位の『2』の上に
『10』と書いておくのよ」と言って、「10」を書き
込みます

②「お助け計算をしようね」と言って、問題の隣に
「10ー7」の筆算をします。

③「3」という答えが出たら、これに「2」を足す計算「3+2」を書きます。

④「3+2」の答えの「5」を、「32-17」の一の位に書き込みます。
(慣れるまで矢印を入れるように言うと、もっとわかりやすくなります)
十の位の計算をします。

⑤「2」から「1」を引きます。

子どもが計算に慣れてきたら、②と③を合体して、お助け計算を「12-7」にするようになります。それまでは、この方法を続けるのがいいのです。

■かけ算

一桁同士のかけ算は、九九ができると簡単にできますが、二桁同士や、三桁同士のかけ算になると混乱してくる子どももいます。

これも、お助け計算の力を借りると、グーンと簡単になります。

面白いように解けていくので、子どもはかけ算が大好きになります。

〈例〉

 2 7 4
× 6 0 8
――――

①まず、274×8の計算をします。
この答えを、問題の下に書き写します。

②次に、274×0の計算をします。
十の位の計算なので、答えの一の位のところに「0」を書き込んでから、書
き写すようにするのがコツです。

③最後は、274×6の計算です。同じように、問題の下に「0」を二つ書い
てから書き写します。

④ミニ定規で線を引いて、全部を足します。
かけ算の場合も、慣れるまでは、矢印を書くのがわかりやすくするコツです。
また、274×0のように、「0」のかけ算も書くようにします。

■わり算

算数でつまずくのは、わり算で…というケースが多いのです。

これは、わり算が、答えを推定して出し、さらに出した答えを修正しなければならないからです。

子どもにとって、たいへん面倒な作業です。

答えを推定して、お助け計算のかけ算を書かせます。

これも、慣れるまで矢印を書くようにするのがコツです。

わり算で、お助け計算の横に、検算を書くともっといいでしょう。

■分数の問題

高学年で問題になるのは、分数です。

分数の中でも難しいのが、仮分数を帯分数にしたり、帯分数を仮分数にするときです。

これも、お助け計算をやることでわかりやすくなります。

帯分数を仮分数にするお助け計算をします。

仮分数を帯分数にするお助け計算をします。
 

 

教科書の使い方(できた問題、間違えた問題には別の印をつける)

▼コラム

 『わり算が苦手な子に――かけ算を徹底マスターさせるゲーム』

わり算がスムーズにできるようにするには、5×7なら、7×5もというように数字を逆にした答えがすぐに出てこないといけません。九九もすらすら言えることが必要です。ですから、吹田の塾では三年生でかけ算のおさらいを徹底的にやります。

特に、つまずきやすい七の段は重点的にやることです。子どもたちが喜ぶゲームに「かけ算ビンゴ」があります。遊びながら、かけ算を得意にすることができます。塾の講師たちも参考にしています。

①二人以上で遊びます。まず、紙に九つのマス目を書いて、九九の中から「六の段」など一つを選びます。

②「六の段」の九九の答えを、マス目の中に自由に書き込みます。

③一人が「6×7」など六の段から一つを選んで言ったら、全員が自分の書いたマス目の中から答えを選んで、それに×印をつけます。順番に、自分の好きな六の段の九九を言って、×印をつけます。

④縦、横、斜めなど、どこか一カ所に×印が並んだ人が勝ちです。

 

 『小数のかけ算やわり算は、「スケットマーク(助っ人の意)」でわかりやすくする』

小数の足し算・引き算は、位取りを揃えて書けば問題はありませんが、かけ算やわり算は、小数点の移動、打ち方がポイントになります。

「向山型算数」では、筆算に、以下のように矢印を入れるように塾で指導します。

考え方・方法を「見えるようにする」のです。

こうすると、複雑に思える小数の計算も、シンプルになって、子どもにわかりやすくなります。

〈かけ算の例〉

「かけ算のときは、問題に書いた矢印の数と、答えの矢印の数を同じにするのよ」と言うといいでしょう。

〈わり算の例〉

「わり算のときは、わる数と同じ数だけ、わられる数に矢印を書いて計算するのよ」と教えます。

前回の記事はコチラ→【「向山型算数」は家でもできる!

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