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《塾エッセイ》早朝勉強にこだわる必要はない?

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吹田市で塾に通って勉強を頑張る皆さんに、「朝勉強するといいの?」と言う質問をよくされることがあります。その話をこの記事でも書きたいと思います。

私は急日本長期信用銀行(長銀)に入社したころの新人研修でその当時、取締役調査部長で有名なエコノミストでもあった竹内宏氏の講義を受けました。そこで先生がお話しになった中に「私は昔から朝3時に起きて、新鮮な頭脳で毎日勉学を行ってきました。頭が疲れてくる夕刻は銀行業務に押し付けてね(笑)」という事を仰っていました。

つまり竹内氏は、早朝勉強を継続した結果、名著である『路地裏の経済学』(日本経済新聞社)などで名が知れたエコノミストになれたということです。もちろん、竹内氏の講義終了後、人事部の研修担当の人から「君たちは絶対に頭がぼーっとした状態で銀行の仕事をすることがないように」という厳しい注意がありましたが・・・。

 近頃は、その頃よりももっとたくさん早朝に勉強することの成果を訴える本が本屋に置かれています。読者の方々の中にもふと「朝早く起きて勉強しよう」と決心して午前3時とか4時に起きてテキストに向き合ったことがある人がおられるのではないでしょうか?そして大変失礼ですが、すぐにやめてしまったという人も多いのでは?それではそのような方々が途中でやめてしまったのは「意志」が弱かったからなのでしょうか。

意志が弱いから塾をサボる訳ではない

塾をサボる
そうではありません、本当は挫折の理由は意志の弱さによるものではないケースがほとんどなのです。事実、私も何回か早朝勉強にチャレンジしたことがあります。そのとき、早朝の3時とか4時に起きることそのものは「意志」でどうにかなりました。しかし活字を読んでいると1時間も経過しないうちに目がとても疲れるようになり、途中で休憩を取ったとしても、1時間程度勉強するのが関の山でした。

しかもたった一時間の勉強したおかげでぐったりと疲れてしまい、その日一日の業務や勉強に大きな悪影響を及ぼしたのです。「そのうち身体が慣れるだろう」と思って、ひと月ぐらいやってみましたが、どうしても自体は改善しませんでした。そこで時差ボケ?を治そうと、前の章で紹介したフィリップス社製の『エナジーライト』を購入して「目覚めモード」を作ってみました。

すると疲れはかなり改善しましたが、午前3時や4時でなく、5時か6時くらいに起きた方が、具合が良いということが判明しました。これは私の「交感神経」と「副交感神経」が、なかなか融通が利かず、要領よく切り替えてくれなかったことが理由だと思っています。(もちろん個人差があるでしょうが)人間の身体は日中の活動時間には、心身に緊張感を持たせて活性化させる「交感神経」が機能します。

反対に眠っている夜の間は、心身を休息させて体力の消耗を抑制する「副交感神経」が機能するようにできています。もちろんのことですが、勉強のように頭をフル活動させ続けるときには「交感神経」に頑張ってもらわなければなりません。午前3時に起きてすぐに交感神経のスイッチが入る人もいれば、私のようにすぐに切り替えることができずに睡眠状態の副交感神経が機能し続け、疲れだけが溜まってしまうと言う人も意外にたくさんいるようです。要領よく切り替えが出来る人は、何も問題がないのであれば、早朝勉強に挑戦してみてください。

エナジーライトをお使いになってもよいと思います。他方、私と同じで何回挑戦しても出来ないと言う人は絶対に存在します。そのような人は別に劣等感を感じるようなことではありませんし、まして気合だけで早起きして勉強を継続するなど意味のないことです。「副交感神経が機能したまま、脳が活発化していない状態で無理やり勉強しても全く成果が上がらない」というのは前述の通りです。

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