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テレビやテレビゲームの時間が少ない子どもは勉強できる?

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テレビやテレビゲームの時間が少ない子ども

■テレビやテレビゲームの時間が長い子は「集中力」に欠ける

テレビを見る時間やテレビゲームをする時間と、子どもの知的好奇心、学習意欲には大きな関係があるよう吹田の塾の講師をしていた時に思いました。

これは大阪の吹田市で調査した時にも明らかになっていますし、実際に見ていても、勉強ができる子はテレビやテレビゲームの時間が短いのです。

逆に、テレビやテレビゲームに費やす時間が長い子は、

  • 忘れ物が多い
  • ケアレスミスを頻繁にする

という傾向が顕著に認められます。

こうした子どもは、集中力に欠けるのです。そして、自分を律することが苦手です。やることがいい加減だったり、持続力がなく飽きっぽかったり、自分のことを自分でやることができない子が多いのです。

テレビやテレビゲームの時間が長すぎるのは、家庭での躾が不十分であったり、家庭内にルールがなかったり、あってもそれが生かされていないのでしょう。そのため、子どもが気まぐれであったり、勝手であったりするということに表れてくるのだと思います。

テレビを見すぎたり、テレビゲームをすることによる弊害については、いくら言っても言い足りないくらいです。

ゲームを与えると、子どもは夢中になって、何時間でも遊びます。ほうっておくと四時間、五時間にも及びます。

ですから、家庭でルールをつくられることです。

テレビやゲームを楽しむ時間は、小学生ではせいぜい一日に一時間半までにすべきです。テレビやゲームによる弊害は、テレビを見た時間、ゲームをした時間の二乗に比例するというのが、私の持論です。たとえば、毎日テレビを一時間見る子の害を「1」とすると、一時間見る子はその四倍、三時間見る子は九倍になるわけです。

クラスで忘れ物が多い子のほとんどは、毎日四時間以上、テレビやゲームに時間を費やしています。

テレビやテレビゲームの時間が少ない子ども

■成績上位の子どもの家庭は、食事中にテレビをつけない

子どもたちの成績を仮に真ん中で切って上と下に分けてみますと、驚くほど違いがはっきりします。吹田にある塾で教えてる子でも顕著でした。

成績上位の子どもはテレビを見る時間が少ないと同時に、家庭で「食事中にテレビをつける」ということが、ほとんどありません。

子どもの成績と「食事中にテレビをつけない」ことは、どう関係しているのでしょうか。
結論から言えば、親子の会話時間が関係するのです。

子どもは親によって育てられます。教師というのは、そのお手伝いをするに過ぎません。親が子を育てるのです。その中心は「親子の会話」です。

ですから、親子の会話時間が確保されている子は、当然、成績もいいのです。というと、「うちは食事中にテレビをつけているが、親子の会話時間は十分に取れている」と思われる方がいると思います。

しかし、食事中にテレビをつけていては、親子の会話時間はないも同然です。

私は、「親子の会話時間」について、全校児童に何度か調査をしたことがあります。

親のほうからは、だいたい「一時間」とか「一時間半」、中には「二時間」という答えが返ってきます。

ところが、子どものほうでは「十分」「十五分」という答えが多いのです。

親子で、なぜこれほどの差が出てくるのか。

親は「こうありたい」という願望に引きずられますが、子どもは意外に現実をシビアに見ているからです。

親と子が会話をよくする場面は、

①食事の場面
②お手伝いの場面
③お風呂の場面
④外食の場面

で、これ以外はあまりありません。

外食の機会は限られていること。お風呂の時間は父親が「親子の会話」を稼げるときですが、父親の帰宅が遅い家庭ではチャンスが激減すること。そして、昨今は「お手伝いをする」子が減ってきたことを思えば、期待できるのは「食事の時間」です。特に父親との会話を考えるのなら、「食事の場面」はゴールデンタイムということになるのです。

しかし、食事の場面には一つ問題があります。

前述したテレビです。

食事中にテレビを消している家庭では、親子の会話時間は二十~三十分になりますが、テレビをつけていればわずか一、二分しかありません。「テレビを見ながらでも会話はできる」とお考えになるかもしれませんが、テレビを見ながらでは、せいぜい「面白いゾ」とか「いいゾ」という程度です。テレビをつけて食事をして、「親子の会話」があるというのは、はっきり言って、親の自己満足です。

よい教育をするためには、「親子の会話の時間」を確保することが重要なのです。

テレビやテレビゲームの時間が少ない子ども

むろん、世間にはいろいろなご家庭がおありです。塾に通ってる子供、自営業で商店を営んでいるためうまく時間が取れない家庭もありましょうし、父親が単身赴任をされている家庭もあります。子育てには、確かに一つのハンディです。しかし、そのハンディを自覚して努力すればいくらでもカバーできるものです。

食事中にテレビを消すことを、ぜひ実行なさることをお勧めします。

前回の記事はコチラ→【生活の中での体験が豊富な子

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