私も娘も「上手くいく想像」が本当のこととなった
ところが2回目の体験で確信しました。
金融関係の会社を退職して司法試験の入試を控えていた時期のことです。
私は毎夜法務省の中庭にある司法試験合格者を張り出すボードを頭の中に想像していました。
具体的に「掲示板の右の少し下の辺りに自分の名前が書かれている」という光景でした。
これを毎夜想像するのですから、相当具体的に思い描いたのです。
私は曇天の空を想像しました。その頃の司法試験は「択一問題が足キリ、論文は天王山、口述は念押し」と言われるように口述試験で不合格となる確率は10%程度かそれ以下でした。
其の為、最後の発表はそれほど感動を起こすものではなさそうでした。
しかしだからこそ、「万が一、不合格だったらどうしよう」という心配も起こります。
私は緊張しながら法務省へと足を向けました。天候は朝から晴天で夕方4時頃の開門に間に合うように自宅をでたときも雲ひとつない青空でした。
ところが法務省に到着する寸前、天気は急に曇り空になってきたのです。
そして開門する頃には、なんと自分が何度も思い描いていたとおりの曇天になっていったのです。
さらに驚くことに自分の名前は毎夜思い描いていたのと全く同一の右の少し下辺りに自分の名前が書かれていたのです。
「そんなバカな・・・」と私も目を疑いました。
しかし、しばらく経って、私以外の合格者と語り合っていると、類似体験をした人が他にも数人いたことが分かりました。
これには反対に私がびっくりしてしまいました。
想像は現実になる
3つ目は私の娘の中学入試のときのことです。
自分の大学入試と司法試験の体験があったので私は娘の部屋に中高一貫の志望校の写真を数枚貼っておいて、日に何回も娘の目に入るようにしました。
その中では校内におけるパソコン室でパソコンで作業をしている学生達の様子が一番目立っていました。
娘は幸運なことにその学校に合格しました。
そして数学研究会というクラブに入りましたが、これは娘によると数学の問題をこなしたり、解いたりするものではなく、パソコンを使ってアニメの制作をするのだそうです。
それだけならびっくりするような話ではありませんが、娘の学校では中学生はパソコンを使う授業はほとんどなく、実際にパソコンを使用するのは同じ学年ではその数学研究会のメンバーだけなのだそうです。
パソコン室にいる自分の姿を連日思い描いていた娘はパソコン部ではなく数学研究会に入って、思いがけずパソコン室を多々使用するようになったのです。
このように私も自分自身が「頭の中で想像したこと」が現実になった体験があるのです。
娘も、そしてまた私の同期の司法試験を合格した人達の数人や私が教えた塾生の子達もそうです。
お金も時間もかかりませんから、是非勉強の方法としてやってみていただきたいと思っていいます。口を酸っぱくして塾生の親御さんにも伝えています。
とにかく就寝前に「受かっていることを思い浮かべる」「上手くいく自分を思い浮かべる」ことを毎夜忘れずに行うだけでよいのです。寝る前の決め事のごとく塾生に教えています。
あとはそのまま休んでしまいましょう。
前回の記事はコチラ→【潜在意識に想像を記憶させる】