勉強をするときに「五感」を意識したことがありますか?
吹田だけでなくその他の地域の一部の塾では集中力を保つために五感を活用することを進めている塾があります。
今日はその五感について話していきたいと思います。
五感をフル活用して勉強しよう
人間の五感とは当然のことながら「視覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」の五つです。こ
の全てをフル活用して効率のよい勉強をしようーというのがこの章で私が言いたい事で
す。しかし「学習するのに五感を活用しろ」と言われても、何が何だか意味が分からず、
困惑してしまうだけでしょう。まずはどういう事かを説明します。
五感をうまく利用している人は少ない
皆さんは「自分が勉強しているところを想像してください」と言われたら、自分のどのよ
うな姿を想像しますか?大抵の人は勉強机に向かって読書をしている自分を想像したので
はないでしょうか。あるいは教室内で授業を受けている自分というのも思い浮かんだでし
ょう。中には大声で参考書を音読している自分が頭に浮かんだと言う人もいるかもしれま
せん。ただし、ほとんどの人が思い浮かべたのは「視覚」によって読書をする姿、「聴覚
」によって授業を聴く姿、また板書を書き写すという「触覚」によるものでしょう。この
ように無意識のうちに人は五感を活用しながら勉強を行っているのです。この章はそれら
をもっと意識して実行し、成果を上げていきましょうという提案をしていきます。
このように言いますと、早速、次のような突っ込みが入ってきそうです。「視覚と聴覚と
触覚を活用するのは分かった、それじゃ、味覚はどのようにして勉強に活用できるんだ?
まさか参考書を食べろとでも言うんじゃなかろうな?」「嗅覚はどのように活用するんだ?まさか学科ごとに参考書に違う香水を吹き付けろなんて言わないだろうな?」・・・などなど。
勘違いしないでください。私はまさか山羊のように参考書を食べろとか、行く種類もの香水を購入して来るように言っている訳ではありません。「五感をフル活用しろ」というのは正しくは、「目、耳、口、手、鼻を全て活用しなさい」ということです。五感と言う言葉が一般的によく使われる言葉なのです、「五感をフル活用しろ」と言う言い回しで頭に叩き込んでいただこうと思ったのです。せっかくこの本で勉強の内容を効果的に暗記するテクニックをお教えしているのに「暗記しづらい言葉」を用いては読者に申し訳ありません。「目、耳、口、手、鼻をフル活用しなさい」という言い方ではリズム感が良くないので勉強をするときのキャッチワードとしては不適切です。ということでこの本で「五感をフル活用しなさい」としているのは「目、耳、口、手、鼻をフルに活用しなさい」ということだと受け取ってください。そして、今日の勉強をしている人達の多くはまだまだ上手く「五感=目、耳、口、手、鼻」を生かせていないなーというのが私の率直な感想です。ですから次に私がお伝えすることは、一つのサンプルだと思って自分の個性に適応するように発展させて応用的に用いていただくのが最も良いと思います。