頼りになる勉強友を見つけよう
塾や中学入試や大学入試、はたまた大人向けの資格試験における受験でも「良い勉強友」を作ることは大変意義のあることです。
実力がイマイチでも「良い友達」に出会えたおかげで合格を手にすることもあれば、充分能力はあるのに「悪友」の影響を受けて不合格となってしまうこともあるのです。
私が教える塾でも目の当たりにしていました。
この章ではそのような勉強友の大切さについて書いていきます。
「自由貿易は絶対にどちらの国にも利益をもたらす」という法則
「あれ?自由貿易?経済学のこと?」とタイトルを見て思った人がおられるかもしれませんが、本当はこれは勉強おいても確かにそうだと言える法則なのです。
豊中の塾生にも教えています。
「自由貿易は絶対にどちらの国にも利益をもたらす」というのはマクロ経済学における基本理念なのですが、いかんせん官僚による過保護な行政が続行しているわが日本では経済学における当たり前のことも意外とそんな馬鹿な!と受け止められてしまうかもしれません。(なかには「自由貿易」という文言お耳にしただけでアレルギーを発症してしまう人もいるかもしれません。)
そこでまず初めに「自由貿易は絶対にどちらの国にも利益をもたらす」という法則を分かりやすく説明します。
具体的な例としてA国とB国という2つの国について考えていきましょう。
A国では1日に100人で10台の自動車を生産することができ、と同時に他の100人で5tの小麦を生産できるとします。
貿易ということを全くしなければ、A国は200人で10台の自動車と5tの小麦を生産するということになります。
他方、B国では、1日に100人で5台の自動車を生産することができ、と同時に別の100人で10tの小麦を生産することができるとしましょう。
そしてA国とB国が貿易を開始するとします。
この時自動車に強いA国は自動車製造に従事し、小麦生産に強いB国は小麦に集中したとします。
A国では200人の人でで自動車20台を製造し、B国では20tの小麦を生産するこおができます両方を合わせると1日に400人の人でで自動車20台と小麦20tを生産することができるということになります。
これと比較して貿易を始める前のA、B両国の合算は400名で自動車15台と小麦15tを生産できるというものでした。
つまり貿易を行うことによって2つの国合わせて自動車が5台、小麦は5tも増産できるようになったということです。
2国にとって増益となったのです。
前回の記事はコチラ→【本末転倒になりえる勉強道具…】