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勉強ができる子に育てる第一の秘訣は「励まし、ほめること」

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伸びる子に育てる第一の秘訣は「励まし、ほめること」

■ほめ上手な母親なら、子どもは伸びる

「勉強ができる子」の共通点を書いてきましたが、ここでは伸びる子にするためのとっておきの秘訣をいくつか紹介したいと思います。

それは、三つあります。

比較的簡単なことも、根気がいることもありますが、この三つのことを心がけると、どの子も伸びる子になります。

第一にあげたいのは、子どもをほめることです。

「ほめ上手な母親なら、子どもは伸びる」と断言できるからです。いまはそれほど目立たない子でも、将来確実に伸びると言っていいでしょう。

なぜなら、子どものやる気を引き出すもっとも効果的な方法は「励まし、ほめること」だからです。

できない子をできるようにし、塾生の平均点を急上昇させる「向山型算数」でも、子どもをほめることは授業の大事な要素になっています。

と言うと、「うちは、子どもをちゃんとほめています」とおっしゃる方が多いかもしれません。

しかし、ほんとうにそうでしょうか。

私の手元に、豊中の塾のデータが一つあります。

かつて、塾生の保護者に「お子さんをよくほめているほうですか」という質問をしてみました。また、子どもにも「家では親によくほめられていますか」と質問したことがありました。

親子ですから、両者の意見は一致しているのが当然です。ところが、事実はそうでもなかったのです。

親のほうは、「ほめるほうだ」がいちばん多く、次に「うんとほめる」が多いのです。ところが子どものほうはというと、「ほとんどほめられない」がトップで、次に多かったのが「ほめられたことがない」と答えた子だったのです。

ことに、男の子の場合は極端な差が出ます。

つまり、親はほめているつもりでも、子どもは「ほめられている」とは受け取っていないのです。

たとえば、プールで初めて一○メートル泳げた子どもが喜び勇んで帰ってきたとき、親は「よくやったね」とほめると思います。しかし、そのあとで「今度は二○メートルを日指して頑張るのよ」と続けるのではないでしょうか。

テストで八○点とってきた子どもに「えらいわね」と言ったあとで、「もうちょっと頑張れば九○点よ。今度は、九○点を目指して勉強するのよ」と言っていないでしょうか。

これでは、子どもは「ほめられた」と感じるより、「頑張れ!」とお尻をたたかれたと受け取ります。

昔から「三つ叱って、七つほめろ」と言いますが、現実にはなかなかどうして「七つ叱って、三つほめる」ということになりがちなのです。豊中の塾では七つ必ず褒めるようにしています。

 
伸びる子に育てる第一の秘訣は「励まし、ほめること」

■ほめるにはタイミングもたいせつ

ケチらずにほめることが、伸びる子に育てるいちばんの秘訣です。

上手にほめたり、励ましたりすれば、子どもは「やる気になる」ものです。やる気になった子どもが、グングン伸びていかないはずはありません。

たとえば漢字を覚えるときでも、計算問題を解くときでも、「やろう」と思って取り組んだ子と、「いやだな、やりたくないな」と思って課題に向かった子では、結果に大きな差が出ます。いやいや向かった子は、注意力も散漫になりますし、なかなか覚えられませんが、「やろう」と意気込んで向かった子は、集中して短時間で覚えてしまうものです。私達塾の講師はタイミングを心得ています。

「ほめ上手、励まし上手」の母親は、子どもをやる気にさせる達人といっていいでしょう。ですから、「ほめ上手、励まし上手」なら、子どもはグングン伸びていくのです。

では、ほめ上手、励まし上手になるには、どうしたらいいか。

ポイントは、一つです。

一つは、タイミングです。

ケチらずにほめろといっても、むやみにほめればいいのではありません。ほめるにもタイミングがあります。タイミングをはずすと嘘っぽくなります。

子どもが何らかの努力をしたとき、ちょっとでも進歩を見せたとき、あるいは人間として素晴らしい行為をしたときなどに、その場ですぐに「えらい」「よくやった」「お母さんも、とっても嬉しい」など思いっきりほめることです。これがいちばん大事なことなのです。

二つめは、日頃から、子どもの言動を肯定的に捉えるようになさることです。

そうすれば、ほめるチャンスはいくらでもあります。

昨日やった問題をたとえ間違えても、「ダメじゃないの」ではなく、「昨日より、きれいな字で書けているよ」と言うことはできます。

テストの結果が悪くても、「もっと勉強しないからよ」ではなく、「この前より、五点もあがったじゃない」とか、「惜しい間違いをしているね。実力はついてきたよ」と励ますことはできます。

計算問題をするのに時間がかかっても、「昨日より早かった」「最後までやれて、偉かった」と言うことはできます。

「プラス思考」に切り替えると、ほめ上手、励まし上手になれるのです。

特に子どもが失敗したとき、努力しても結果が芳しくないときは、親が追い打ちをかけるようなことをしたり、言ったりしてはいけません。子ども自身も自分の失敗や不振については十分すぎるほどわかっているのです。「ダメじゃないの」と言われれば、「どうせ、自分はダメなんだ」と思い込んでしまいます。やる気をすっかり失わせることにつながってきます。

子どもを伸ばすには、努力に対しては「ほめ」、失敗には明るい「励まし」が絶対に必要です。

前回の記事はコチラ→【社会科ができる子は調べることが好き

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