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調べることが好きな子は、社会科の力がある【塾情報】

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調べることが好きな子は、社会科の力がある

高学年になると、資料を読むことも必要になってきますが、地理や歴史が入ってきます。「地理」や「歴史」になると、「暗記科目」という連想をお持ちの方が多いと思います。吹田の塾でも苦手という子が多いです。

「暗記しなければならないから、社会科は嫌い」という子どもも出てきますが、社会科は―地理や歴史にしても―、厳密にいえば暗記科目ではないのです。

では、どんな教科かというとい調べる教科です。

本や資料を探して調べ、そこからさまざまなことを発見する教科です。

ですから、調べることが好きな子は、社会科が得意なのです。

教科書に出てきたり、塾の授業で話したことをインターネットなどで調べたり、関連する新聞記事を学校に持ってきたりする子がそうです。

「調べること」を好きにさせるには、子どもが興味を持ったことを自分で調べやすいように百科事典や学習事典などを揃えておいてあげることです。また、「理科」のところでも述べましたが、「ブラジルって、どんな国なの?」などと聞いてきたときは、一緒に百科事典などを引いて調べてあげるといいのです。何度かそうしたことを続けていれば、子どももどうやって調べればいいのかだんだんわかって、自分で調べるようになります。また、子どもが自分で調べたことがあったら、その話を熱心に聞いてあげることです。「お母さんも、すごく勉強になった。教えてちょうだいね」などと言えば、子どもも張り切ってまた調べたくなります。

インターネットを利用しているご家庭なら、子ども用のサーバーに接続する方法など教えておかれるのもいいでしょう。

私が担任していた当時の吹田の塾教室には釣りが好きな子が結構いました。

熱中できるものがあると、子どもはいろいろ調べたくなります。エサは何がいいか、あるいは魚の種類や生態系、どこの川で何が釣れるかなど、さまざまに興味が広がり、知識も増えてきます。

熱中できるものを持っている子は伸びていく力を持っていますから、それを大事に育ててあげることも心がけてください。それがきっかけになって、「調べること」も得意になっていくことが多いものです。

 
調べることが好きな子は、社会科の力がある

社会科が得意な子は、ノートの余白をたっぷりとっている

社会科についても、ノートをきれいに書いている子は、勉強ができる子です。

といっても、びっしりとすきまがないくらいに書き込んでいるとしたら、ちょっと問題です。こういうのは几帳面な子に多いのですが、なかなか学力はつかないのです。

では、どんなノートがいいのか。

余白をたっぷりとって、自分で調べたことを書き込んでいる子です。

そこに、自分でいろいろ調べて書き込めるようにするのです。

先ほどもいいましたように、社会科は暗記科目ではなく「調べる」教科ですから、調べたことが書き込めるかどうかが大きなポイントになります。

自分で調べたことをいろいろと書き込んでいるのなら、まず社会科が得意な子といって間違いはありません。

といっても、低学年の間は、調べたことを書き込むというのは無理があります。

「写真とか地図とか貼ると、ステキなノートになるわね。詰めて書かないで、白いところをつくっておくと、いいんじゃない」などと教えて、学校で習ったこと関係する写真でも、地図のコピーでも、あるいは新聞の切り抜きでも何でもかいませんから一緒に探してペタペタ貼るようにさせるといいでしょう。自分だけのオリジナルノートができあがるので、子どもは喜んで、また張り切ってノートをつくるようになります。「写真には、どこを撮った写真か書いておくといいね」「新聞は、いつの新聞か書いておくといいよ」などとアドバイスなさると、もっといいのです。資料に強くなることにもつながります。また、こうしたノートをつくれるようになれば、調べることにもだんだん興味を持つようになります。

次のステップとして、高学年、そして中学、高校に進んでからも役立つ社会科のノートの書き方を紹介しておきますと――。

①見開きページを一つのテーマにする

余白をたっぶりとることは、いうまでもありません。

あるいは、見開きページの左側だけに記入し、右側を真っ白にしておくのも一つの方法です。真っ白にしておいた右側のページに、自分で調べたことを書き込むのです。左側との関連は、矢印や吹き出しなどで示しておきます。また、関連する地図や写真をコピーして貼っておく、イラストを描くなど、さまざまに使えます。

②ノートをカラフルにする

重要なところには、アンダーラインを引いたり、枠で囲んだりすると、どこが大事か一目でわかります。いちばん大事なところは赤、その次に重要なところは青というように、二色か三色くらいを使ってわかりやすくします。

こういう自分なりのオリジナルノートをつくっていけば、ノートをつくることも面白くなり、社会科の勉強が楽しくなります。

この社会科のノートの書き方をマスターしておけば、中学・高校でも役立ちます。また、参考書を見るより自分のノートを見るほうがわかりやすくなり、受験勉強にもたいへん威力を発揮するのです。私が教える塾では必ず教えています。また、参考書見るより自分のノートを見るほうがわかりやすくなり、受験勉強にもたいへん威力を発揮するのです。

~コラム~

『地理は遊びながら覚えていくといい』

地理の勉強は、地名と場所を正確に覚えることが要求されます。

苦手な子も出てきますが、地図帳を利用して、地名探しゲームをすると楽しんで覚えることができます。

二人以上いればできるゲームですので、一人が「小田原」など好きな地名を出題し、みんなでその場所を探します。見つけた人が次の地名を出題するというように進めます。

勉強させるという態度でやらず、あくまで遊びとして楽しんでください。

また、家族旅行をするときに、子どもに旅行のプランを立てさせたり、時刻表の見方を教えて、乗る電車まで決めさせるなどすると、「調べる」力もついてきますし、地理への興味も出てくるでしょう。

 
調べることが好きな子は、社会科の力がある

『歴史が好きになる方法と、歴史に強くなる方法』

「歴史」も覚えなければならないことが多い学習です。

苦手な子に対しては、まず、歴史への関心を育てることです。

本を読むのは嫌いでも、子どもはマンガは大好きなものです。『マンガ日本の歴史』『マンガ世界の歴史』など、学習マンガがシリーズでたくさん出ていますから、こういうものを利用するのもたいへんいい方法だと思います。担任していた頃、私のクラスの子どもたちにも人気がありました。全巻を通して読むと、だいたいの流れがわかるので、歴史にも強くなります。

また、『火の鳥』『ベルサイユのばら』といったマンガをキッカケに歴史に興味を持つようになった子どももいます。塾でもオススメしていたりします。

このほか、歴史を面白く解説したテレビ番組やビデオを利用して、歴史に興味を持たせる方法もあります。ただし、それが「勉強」になると子どもはいやがりますから、『アニメ三国志』など子どもも楽しめる内容のものを選んでください。

本が好きな子なら、歴史小説を勧めてみるのもいいでしょう。坂本龍馬など偉人伝風のものでもかまいませんし、サスペンス風のものでもいいと思います。

歴史に強くなるには、全体の流れをつかんでおくことが第一でしょう。

全体のイメージがつかめていないと、いくら年号や人名を覚えても、それがどこに当てはまるのかわからないので面白くありませんし、生きた知識になりません。ですから、せっかく覚えてもすぐに忘れてしまうことになり、歴史がますます嫌いになります。

歴史の大きな流れをつかむには、先ほどもいった学習マンガで全体を頭に入れるのが手軽な方法です。

もう一つは、年表づくりです。教科書の年表を年代順に見て、ノートの見開きページに直線を引いて、時代ごとに重要な事件を書き込んでいきます。「時代区分を色分けしたり、イラストを描いてもいいから、自分なりの年表をつくってごらんなさい」と勧めてみるのもいいと思います。

前回の記事はコチラ→【社会科ができるという子は生活体験が豊か

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