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黄金作業はたったの一日5分!

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黄金作業はたったの一日5分!

一日5分間の「黄金作業」

私は大学入試や司法試験の勉強をしていたとき、ほぼ「一時間=一単位」と決めて勉強をしていました。そして1単位を終わるごとに、その1時間で何を勉強したのかを「反芻」頭の中で繰り返す習慣をつけていました。

これはとても有効でした。反芻というと曖昧なかんじがするかもしれませんが、つまり、「勉強したところを再度頭の中で繰り返してから勉強を終わる」という作業を行っていたのです。
もちろん1時間分の繰り返しですから時間的にはせいぜい5分間程度しかかけていませんでした。しかしこの5分間の半数が「黄金の記憶保持作業」となったのです。読者の方も体験したことはありませんか?本を読むとき大切だと思ってしおりを挟んだり、ページを折り曲げたところを本を閉じる前に繰り返し読み返すとそこに書いてあることを長い事覚えているということが。

さらに私は寝る前にその日に勉強したことをくつろぎながら短い時間(せいぜい20分から30分)で読み返して、気分よく1日の勉強を終了するようにしていました。

これは「その日一日に勉強した記憶の全てを呼び起こす作業」であって、短い時間でできる1番初めの「おさらい」になります。学科によっては、何時間か前に記憶したことを呼び起こすこととなってしまいますが、覚えた直後にするよりはずっと有効でした。

そして次に同じ学科の教科書を読むときは「前々回」にやったことを一通り復習して記憶をしっかりと「定着」させるようにしました。ここが一つ重要な点なのですが、前回ではなく前々回の分を復習するのです(ちなみに毎日ラジオ英語を聴いている人は前々日の復習をする癖をつけておくとよく覚えられます)こうやって「記憶の保持」と「記憶の喚起」を何度も繰り返した成果は大きなものでした。

いかに不十分で合っても勉強をスタートしてたった6カ月間でその頃7科目だった司法試験の学科を全て一巡させることができ、択一試験にもラクラク合格できました。論文試験は落ちましたが、A~Gの7段階評価で、総合2番目の「B」評価をもらいました。

 
黄金作業はたったの一日5分!

ただしこのような記憶の保持や喚起作業は決して簡単なことではありません。
小学生や中学生を教える塾では大変です。私が教える豊中の塾でも同様でした。それはたいてい、精神的な原因によります。塾でも勉強した直後にその内容をくり返したり、しばらく経過してから復習したり、はたまた2つ前の試験の復習をするのは相当きつい作業です。これは「自分がいかに忘れてしまっているか」を現実的目にしなければならないからです。塾では現実を受け入れる場として使ってほしいものです。

本当のことを言うと私だって、教科書を読んだら、なるべく早く席を立ちたかったのです。

夕方には「その日に学習した事など忘れてしまいたい」という誘惑に負けてしまいそうになったものでした。
そのたびにどうにか堪えておさらいや繰り返しの勉強を継続したのです。このほんの少しの我慢を続けたおかげで東京大学に現役で合格したり、その頃の司法試験の「超短期間の合格」繋がったのではないかと思います。

前回の記事はコチラ→【「長期記憶」として学習したことを覚える

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