本来的ではない勉強道具類②
【瞑想用CD】
私は今まで、数多くの「瞑想用CD」を使って見ました。
瞑想用CDというのは、耳から入って来る語り手の指示に従って脱力したり、快い空想をしたりするというもので『瞑想へのいざない』(PHP研究所)など、多くのものが販売されています。
私にとってはどれも大体同じくらいの効き目でした。
長時間かかるCDは疲労しきったときに身体の力を抜いて聴いているとそれだけでも疲れがとれます。
あまり疲れていない時は、10分くらいのものを目を閉じて聴くだけでも充分リフレッシュできます。
また人間関係で苛々している時や気持ちが焦ってそわそわする時に精神状態を安定させるのにも効果的です。
この瞑想用CDを携帯プレイヤーに入れてヘッドフォンで聴いたら、リフレッシュ、疲労回復、精神安定などの効能がどこでも手軽に得られるようになります。
たまに塾でも流すようにしています。
【エナジーライト】
私は太陽の光とほぼ同一の光線を顔面に照射することで「目覚め」を高める『エナジーライト』(フィリップス社)というものを買い、良い目覚めを手に入れるための実験を自分でやってみました。
結果、朝起きるのに20分間、近いところからエナジーライトを照射すると確実にしっかりと目が覚めるということが判明しました。
F1チームを始めとして、たくさんの人々が時差ボケを治すのにこれを使用しているようですが、むしろ「夜型から朝方へ変更」したり「冬の起床」に使うと効き目があるでしょう。
ただ、ライトが徐々に明るくなるように改良した方が良いのと、内臓タイマーが付いていた方が使いやすいという部分は改良した方が良いかもしれません。
ここまでが、私のお勧めの「本来的ではない勉強道具類」です。
道具にこだわりすぎると反対によくない
勉強のための道具は筆記用具だけを取り上げても、どんどん新製品が開発され、商品となっています。
ですから新しい品物の情報をなるべく早くキャッチして勉強の能率を上げれば、一番短い期間で目標達成を成し遂げやすくなるでしょう。
そのためにいつもアンテナを高くして「便利グッズが販売されていないかどうか」と目を配っていることが重要なのです。
塾に通う子たちの情報網もなかなか鋭いですよ。
私は『日経トレンディ』(日経ホーム出版社)や『DIME』(小学館)といった雑誌類を必ず買い、付箋をもって短い時間でざっと読んでいます。
そして付箋を付けたところを後でネットで確認します。
ただし衝動買いしてしまわないように、買う時は一呼吸置いてから購入するようにしています。
この章では、様々な品物をとり挙げて「便利な勉強道具」をご紹介してまいりました。
どれも読者の方々に相当便利な物だと確信しています。
ただし私はITをはじめとするテクニックにはそれほど詳しくないのでIT関連で、もっと便利な道具は多く存在することだと思います。
ここで気を付けていただきたいのは、「道具選びに時間をかけすぎないこと」「道具にこりすぎないこと」が最も大切です(そこは本来的な勉強道具においても本来的でない勉強道具でも同じなのです)どれだけファッション性の高い道具を使用しようとしても、用意をすることばかりに時間や手間がかかってしまうのであれば、無意味と言えるでしょう。
わたしが教える豊中の塾の子にもいました。
またそういった用意をするだけで勉強をしたような錯覚をおこしてしまうともう最悪です。
そうなってしまうと、本当に「本末転倒」です。
前回の記事はコチラ→【使われることのない勉強道具】